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第83回センバツ高校野球大会第10日・準々決勝(1日、甲子園)近畿勢対決となった第1試合は履正社(大阪)が智弁和歌山(和歌山)を10-3で破り、春夏通じて初のベスト4進出を果たした。四回表に1点を先制した履正社は、五回表に大西、坂本ら4本の適時打などで一挙7点を追加。打者12人の猛攻で智弁和歌山を突き放した。強力打線が智弁和歌山・青木を攻略し、前半で大量リードを奪った。六回以降はなかなか追加点を奪えなかったが、九回表に海部、正木の連続適時打で2点を追加し、リードを広げた。先発のエース飯塚は大量援護にも気を緩めず、落ち着いたピッチング。五回裏に2点、八回裏に1点を返されたが、粘り強い投球で強打を誇る智弁和歌山打線を封じた。智弁和歌山は1回戦、2回戦と好投した青木が履正社打線につかまり、5回途中で降板。代わった蔭地野も連続適時打を浴びて突き放された。打線は五回裏に2点、八回裏にも1点を返したが反撃もここまで。準優勝した2000年以来の4強進出はならなかった。
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